真夏の暑さに見舞われたきのうの関東地方。都内で行われたイベントでは、かき氷が通常の2倍以上売れていた。また、東京スカイツリータウンでは、風と霧を噴射して空気を冷やすバズーカミストの稼働を始めたという。体温並みの暑さに見舞われる中、気を付けたいのが熱中症。東京消防庁管内ではきのう53人の男女が熱中症で救急搬送されたという。“日本一暑い街”を謳う埼玉県熊谷市の病院では、熱中症で救急搬送された40代女性。車のエアコンが故障し暑さを我慢して運転をしていたところ、頭痛や吐き気などの症状が出たという。女性は治療後帰宅。医師は「梅雨の晴れ間に温度が上がることがあって、梅雨時っていうのは体が暑さに慣れていないので、余計熱中症になりやすい」と指摘。医師によると梅雨時にあらわれる晴れ間こそより熱中症に注意が必要だという。これからの暑さで気になるのが電気代。東京電力が試算した一般家庭の7月使用分の電気料金の見込み。1年前の7月と比較すると約1800円高くなっている。岸田総理大臣は今年5月使用分をもって終了していた「電気・ガス代の補助制度」を8月分から3か月限定で実施すると発表。この背景に平本官邸キャップは「岸田政権は6月に定額減税を実施した。しかし、円安が進むことで、想定していた定額減税の効果が出ないんではないかという警戒感も出ていた。そこで新たな経済対策として矛先が向いたのが一度やめると決めた「電気・ガス補助金」の再開。9月の自民党の総裁選に向けた政権浮揚策の1つとして打ち出したとの指摘も」と話した。