家庭の食卓を直撃している物価の高騰。値上げの波はあの「物価の優等生」にも及んでいる。そのひとつが、多くの人にとって食卓に欠かせない納豆の価格に異変が。100円以上では売れない「100円の壁」があるといわれている納豆だが、ここ1年で20円値上がり、売り場の7割ほどが100円を超えている。納豆メーカー大手のタカノフーズは、原材料の大豆や物流費、人件費などの高騰を理由に「おかめ納豆」全商品の出荷価格を10月から12%以上値上げをすると発表している。更にミツカンの「金のつぶ」など納豆商品9品も、既に9円から14円の値上げを実施している。「物価の優等生」の値上げは納豆だけではない。猛暑の影響などで卵が値上げしているのに加え、このスーパーでは牛乳の一部商品が2年前から40円値上げ、更に味噌汁などに欠かせない豆腐も値段が上がっているという。東京・渋谷区にある創業91年の老舗豆腐店でも、値上げの波に頭を抱えている。原材料と光熱費などの高騰で値上げせざるを得ないと話す。去年から20円値上げをしているが、それでも来年も10円値上げせざるを得ないと話す。留まるところを知らない値上げ。消費者が安心して買い物できる日はいつになるのか。客、スーパーセルシオ和田町店・鶴田英明店長、太田屋豆腐店・酒井毅社長のコメント。スーパーセルシオ和田町店・横浜市、太田屋豆腐店・東京・渋谷区の映像。