横浜市内で企業経営者らに講演した日銀・氷見野副総裁は来週23日と24日に開く金融政策決定会合で「利上げを行うかどうか、政策委員の間で議論し、判断したい」と明言した。記者会見でも「それまでに得られた情報を精査して経済物価の見通しの全体像を考えた上で政策委員でよく議論して適切に判断していく」とコメント。さらに、来週行われる米国のトランプ次期大統領の就任演説を通じて、新政権の政策を注視する考えを示した。日経平均株価は、半導体関連株の下落に加えて、日銀による追加利上げの観測が重荷となり、終値は先週末から716円下落した。東短リサーチ・加藤出社長は「確定的ではないが1月の(利上げの)可能性が出てきた」とコメント。