農林水産省は、昨日から明日にかけ、備蓄米放出へ3回目の入札を実施する。対象は、一昨年収穫された「青森県産まっしぐら」や「山形県産はえぬき」など10トンで、これまでに21万トンが落札されたという。備蓄米の流通は、一部の大手スーパーなどに限定され、中小のスーパーなどに行き渡っていない偏りが指摘されている。農水省は、今まで卸売業者が販売できる相手を、スーパーや外食業者などに限定していたが、今回から卸売業者にも販売を認めることにした。JAと直接取引のない卸売業者や、中小スーパーに備蓄米を行き渡らせる狙いがある。