今夜11時半過ぎの東京・渋谷。渋谷駅前のタクシー乗り場は午後11時半を過ぎたがたくさんの人が並んでいた。国交省の算出で土曜午前0~5時はタクシーが捕まりにくい時間。このタクシードライバー不足の救世主となるのか。タクシー会社管理の下、一般ドライバーが自家用車で有料で客を送迎するライドシェア。今月から東京・横浜・名古屋・京都で開始予定だが、都内は来週月曜日に始まる見通し。対象は東京23区と武蔵野市、三鷹市でタクシーが不足しがちな平日の朝や週末の深夜未明などに限られている。東京・江東区のロイヤルリムジンでは、ライドシェア参入に向け準備を行っていた。許可が下りれば来週にも一般ドライバー採用を始める。ライドシェア担当者は、これで業界の裾野が広がっていけば嬉しいなどとコメントしていた。この会社も提携しているのがタクシー配車アプリを提供しているUber Japan。ドライバーはリモートで点呼やアルコールチェックを行ってから勤務するという。ライドシェアはタクシー会社主体のものだけでは足りないと言った声も。大阪府の吉村知事は「今のライドシェアではまだまだ不十分ですので、万博の期間中は自由な移動を確保するためにもタクシーもライドシェアもある社会を認めてもらいたい」と語っていた。タクシー会社以外のライドシェアについて政府は6月を目処の結論を出す方針。また自治体単位でもライドシェア導入の動きが。神奈川・三浦市ではドライバー講習が行われ、飲食業界などから3人が参加した。ライドシェア解禁で私達の移動は大きく変わるのでしょうか。