きょう、関東甲信で初めて猛暑日となった。日中の最高気温は群馬県桐生市で35.7度、茨城県大子町で35.1度、埼玉県熊谷市と栃木県佐野市で35度ちょうどなどとなった。埼玉県熊谷市の中心部にある巨大な温度表示板が設置されているデパートではスタッフが最高気温の35度を表示。また甲府市で33.6度、東京の都心で31.7度、横浜市で30.8度などと広い範囲で30度以上の真夏日となった。この暑さできょう都内では午後3時までに13人が、埼玉県では午後4時までに15人が熱中症の疑いで救急搬送された。こうした中、東京・練馬区の小学校では子どもたちを厳しい暑さから守ろうとミストシャワーが始まった。練馬区は去年、熱中症で搬送された人の数が過去5年間で最多となったことを受けて区内の学校などに周辺の温度を下げる効果があるミストシャワーや簡易テントといったものを配備している。また水分を十分補給することや外に出る際には帽子をかぶるよう指導している。また熱中症の応急処置マニュアルも作成した。このほか熱中症の危険度を計測する機器なども導入したり子どもたちが気分が悪くなった場合に備えて保健室に経口補水液を常備したりしている。あすも厳しい暑さが続く見込みで甲府市で33度、長野市や埼玉県熊谷市で32度、前橋市で31度、東京の都心や横浜市、宇都宮市で30度などと予想されている。