横須賀中央駅で家について行っていい人を探す。最初に声をかけたのはバイト帰りの女性だったが親が寝ているため断られてしまった。次に声をかけたのはスーツ姿の男性で交渉すると全然いいよと話すが明日は北海道へ行くが大丈夫と話す。男性は趣味で馬を飼っていてそれを北海道へ見に行くと話す。まずは会社に立ち寄ることになった。男性は老舗呉服店で社内には服以外には馬の置物が大漁にあった。同行をOKしてくれたのは我妻さんで声をかける前まで隣の会社の所長が転勤するということでプチ送別会をしたが酒は飲めないためシラフだという。そんな我妻さんは仕事以外は馬しか出てこないや本当に馬しか興味がないなどと明かしながら自宅へ到着した。
我妻さんの自宅を取材。実家は5LDKの持ち家。我妻さんの部屋は思春期のときに空けた穴がそのままだった。部屋には父の誕生日に開催した個人協賛レースのゼッケンや人形、野球選手の等身大パネル、スラムダンク全巻があった。さらに部屋にはロデオマシーンがあり乗馬気分を味わうためのロデオボーイ2があり乗って見せてくれた。さらに子どもの頃に集めた馬のカードやスクラップ記事を披露。中学生のとき馬関係の仕事をしている親戚に競馬場に連れて行かれ、馬の走る姿に感動したのがきっかけだと話した。スタッフは本当に馬しかないのかと尋ねると、アイドルといえばショウナンパンドラなどと話したが、「仕事か馬か日焼けサロン」と明かした。
学生時代も僕だけが競馬好きで周りはびっくりしていた、親父が会社を経営していたし“決められたレール”に乗るのが昔は嫌だった、疲れたとき物欲もないので牧場で馬を見てほのぼのしたい、ポニーを買ったが言えないくらいお金がかかる、馬がいれば今は彼女もいらないし結婚式も牧場で挙げたい、馬を買ってから趣味の延長から生活の延長になったので結婚も難しいと思う、ドロップアウトしたら馬と暮らしたいと話した。横須賀中央駅で我妻さんの家について行ったら決められたレールの上でもがきながら馬に合いを注ぐ男性に出会った。
取材から7年後我妻さんを再訪した。