去年12月の会見では、対等な立場だと強調した日産。世界市場で競争力を維持するため、ホンダと日産が新たに持ち株会社を設置し傘下にそれぞれの会社が入る形での経営統合を目指すと発表していた。日産は、アメリカ・中国での事業不信を受けて経営難に直面している。ホンダは子会社化する案を打診していて、日産の社内から反発の声が上がっているという。日産は全世界で従業員9000人の削減に踏み切ると明らかにしているが、ホンダ側は不十分だと考えていると専門家は分析している。一連の報道を受けて、きのうホンダ株は一時前日比11.97%高まで上昇した。一方日産株は下げに転じ、取引停止となった。経営統合の協議については、来週にも両者が結論を発表する見通し。