横須賀市の実証実験に参加した89歳の男性は、3年前に妻を亡くし、今は一人で暮らしている。週2、3回ほど市が用意したAIと話している。この日は70歳から始めた趣味の水彩画について話した。脳の活性化につなげたいと、昔の思い出について質問をするようプログラムされている。安全のため、AIは住所などの質問はしないよう設定されている。横須賀市はこれまで様々な業務で生成AIの活用を進めてきた。高齢化が進む中、AIを適切に活用することで福祉をより充実させられると考え、実証実験に乗り出したという。AIと話し手の発言が被ってしまうことがあるという。横須賀市は今年度の実証実験に離れて暮らす家族のため機能を追加することにしている。高齢者とAIの会話の内容がレポートとして家族に送られるという。