ことし10月に開かれる体操の世界選手権に向けて男子の強化合宿が行われ、パリオリンピックで3つの金メダルを獲得した岡慎之助選手や橋本大輝選手などが技の仕上がり具合を確認した。強化合宿で行われたのは、試合形式で行う試技会。岡は最初の種目のゆかで、手足の先まで伸びた美しい演技を見せた。しかし、4種目目の跳馬は着地で尻餅をついてしまった。さらに鉄棒で落下するなどミスが相次ぎ、課題を残した岡は「ちょっとずつ調整していきたい」 などと話した。一方、世界選手権3連覇に挑む橋本は、鉄棒で鮮やかな手放し技を決めた。ただ1人15点台の高得点をマークし、総合成績もトップだった。「体調が悪かったが、やっと体も戻りはじめた。ミスはあったが、このまま最後まで修正していけたら」などと話した。