東日本大震災から、まもなく14年。311の今を特集。国が重点的に復興を進める期間は、2025年度で終了。岩手・盛岡市の公営住宅では、被災者の心の支えとなってきた事業が終わろうとしている。県営南青山アパートは、2021年岩手県内で一番最後に完成した災害公営住宅。一角にある青山コミュニティ番屋は、入居者の交流を支援して来たが、来年3月末で終了予定、国の交付金縮小で予算確保は困難。釜石市の津波で妻を失った男性は、孤立を懸念している。男性は、犠牲者を追悼する灯篭作りに参加。青山コミュニティ番屋・加藤昭一さんは「悲しみは消えない」と話した。盛岡市は、避難者に聞き取りなどし、新たな支援の形を模索。