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「檜皮葺」 のテレビ露出情報

佐々木さんが取り出したのは檜皮の束。1束が約120枚。ひのきの森で樹齢80年以上の木から1枚1枚手作業で皮を採取する。半年間乾燥させたのち専用の檜皮包丁を使って同じ大きさに成形。それを120枚重ね合わせて1束が完成する。全部で2500束を使う。材料を作るのに時間がかかるので1年程前から用意する。現場を引退した年配の職人が材料を絶えず作っていくという。ずれないよう水で濡らした檜皮を下の段と1.2cmずらして並べる。上に重ねる際は半分ずつ横にずらし隙間を埋めるように並べる。規則的に並べることで雨風にも強い美しい反りを生み出す。竹くぎを40本程まとめて口の中に入れ、舌を使って1本ずつ出していき屋根金づちで打ち込む。あまりにも早すぎて何をしているか分からないのでスローでもう一度。竹くぎを口に入れた田中は「竹の味がする」と話した。一連の動作を右腕だけで行うのは左手で次の部分の高さを確認しながら打つため。1本打つのに1.5秒。2か月後、最上層の屋根が蘇った。きれいに仕上がるように再調整する。2年後すべての屋根が生まれ変わり再び私たちの前に姿を現す予定だ。田中は「これまで16回の人たちのバトンを受け継いでいるという話を聞いて、それが国宝たるゆえんだと思う。解体は終わりじゃない、始まりなんだな」と話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年10月23日放送 14:35 - 14:50 NHK総合
列島ニュース列島リポート
和歌山から高野山の話題。弘法大師空海が開いた高野山には国宝や重要文化財など貴重な建造物が数多く残る。当時の技を今に伝える檜皮葺の職人を取材。檜皮葺職人・楠本浩史さんは、高野山に残る桧皮の屋根を守り続けて31年。現在は国宝・金剛峯寺不動堂の修理を行っている。かつては県内に多くの檜皮葺職人がいたが今では3人のみ。長年楠本さんと葺き替え事業を行ってきた和歌山県文化[…続きを読む]

2024年7月17日放送 22:00 - 22:45 NHK総合
歴史探偵(歴史探偵)
京都御所は1200年以上の長い歴史があり、過去にはエリザベス女王が訪問したこともある。かつて2km西方にあったが、火災で焼失し、鎌倉時代に現在の場所に移された。御所の正殿、紫宸殿では即位の礼など重要な儀式が執り行われた。踏歌節会もその1つで、鳥居本幸代名誉教授は残された史料からどのような舞が披露されたのか推測。大地を踏み、邪気を祓い、健やかな日々を願っていた[…続きを読む]

2024年2月7日放送 19:57 - 20:42 NHK総合
解体キングダム解体ファイル25 国宝 瑠璃光寺五重塔
田中道子が山口市に登場。解体するのは国宝・瑠璃光寺五重塔。工事のため来年の春までシートに覆われている。ニューヨーク・タイムズで紹介されたこともあり先月からプロジェクションマッピングが披露されている。1442年に25代目の当主 大内義弘が戦で敗れ亡くなった際に供養塔として建てられた。塔の内部には本尊の阿弥陀如来坐像が収められてきた。今回で17回目の修理となる。[…続きを読む]

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