唐鎌さんのきょうの経済視点は『欧州も賃金交渉』。唐鎌さんは「春闘が話題だがヨーロッパも労働組合の妥結賃金が有名でECBが四半期に一度発表している。5月下旬までに1-3月期が出る。これを見て金融政策を決めるといっているので、どうなるか話題。出るのが遅いのでECB自身が指数を開発して5月下旬に出るものがどうなるか話題。今見ると年内の賃金上昇率は高土止まりしそうで結果、利下げ必要ないのではという結論が出てきそう」などと述べた。福永さんのきょうの経済視点は『利下げの遅れと、景気の急速な悪化』。福永さんは「アメリカでは経済指標の結果がしっかりしていて、議会証言でも利下げのタイミングは明確にしていない。景気悪化について考えられておらず、景気悪化しても利下げしたら間に合うのではないかと。ソフトランディングという言葉だったが今ではノーランディングになっていますからね。日本のバブルの時も利上げが行われバブルがはじけた。景気悪化が利下げを行っても効果が限定的だった。利下げのタイミングが遅れるほど景気が悪化したリスクを考えなければならない。アメリカの景気が悪化すると日本への影響も避けられない。FRBの利下げが遅くなるほど急速な景気悪化への警戒は考えておく必要がある」などと述べた。