イラン情勢とECBについて田中理が解説。19日に行われるECB理事会では政策変更はないとみられる。今後の政策運営についてはデータに基づいて理事会ごとに判断する方針。ただ、今後の状況を注視しながら状況に応じて行動する準備がある事を示してくるとみられる。通常の作業スケジュールでは、予測の前提数値となる原油価格については参照期間が決まっているが、通常の参照期間を取ってしまうと原油がまだ上がっていない状況の為、理事会の直前までの原油価格を想定数値に入れて見通しを作ってくるとみられる。ECBは2022年のイスラエル情勢が悪化したときに、想定では原油価格が1バレル130ドルまで上がるなどの試算を発表している。ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時にECBはエネルギー価格の上昇が一時的なものだと説明していた。今回は景気の下振れリスクより物価の上振れリスクを警戒している。利上げについては9月の理事会のタイミングだとみられる。
