英国で14年ぶりに政権交代を果たした労働党・スターマー首相は5日、閣僚人事を発表した。総選挙から一夜明けた労働党・スターマー党首は5日、バッキンガム宮殿を訪れて、チャールズ国王と面会し、首相に就任した。新しい政権では外相がラミー氏、国防相をヒーリー氏が務める他、リーブス氏が英国初の女性財務相に就任した。スターマー政権はEU離脱後に冷え込んだヨーロッパとの関係修復を狙い、軍事面の協力を拡大させる考え。スターマー首相にとって、今月9日からワシントンで開催されるNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議が、外交デビューとなる予定。