ジョージアでは先月28日に政府がEU加盟交渉の中断を発表して以降、大規模な抗議デモが起きている。2日にはデモ参加者が花火を警官隊に発射するなどして国会議事堂前は騒然となった。警察は催涙ガスを使用するなどして鎮圧に当たり、ロイター通信などによると少なくとも40人以上が両院に搬送されたという。ジョージアでは親ロシア派のコバヒゼ首相と、欧米よりのズラビシビリ大統領との対立が続いている。コバヒゼ首相は1日、ズラビシビリ大統領に今月の任期満了をもって退任するよう求めた。こうした中、ロシアのメドベージェフ元大統領も「ジョージアはウクライナと同じ道を辿っている」と大統領側を牽制している。