パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸にある難民キャンプで、日本をはじめとする各国の代表団が人道状況などについて視察していたところ、イスラエル軍の発砲があったと地元メディアが伝えた。イスラエル軍は「立ち入りが許可されたルートから代表団が外れたため、警告射撃をしてケガ人はいなかった」と主張した。パレスチナ側は「国際法に明確に違反する」と非難する声明を出し、視察に参加していた国などに対しイスラエル軍の攻撃を抑制するための措置を講じるよう求めた。視察には日本のほか、アラブ諸国やヨーロッパが参加していた。柳澤さんは「各国は抗議している。日本政府ももっと早く明確に大きい声で非難すべき自体だと思う。残念ながらイスラエルは国際条約やルールがあっても通用しないので、どういうふうに歯止めをかけるかというのは難しいと思うが、沈黙してはダメ」などとコメントした。EUのカッラス上級代表は21日、「外交官の生命を脅かすいかなる脅迫も容認できない」とイスラエルを強く批判した。