今週月曜時点のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり174円20銭で3週連続値上がりした。アメリカとEUの関税交渉の合意で世界経済への警戒感が和らぎ原油価格が上昇したことなどが要因とみられ、来週も小幅な値上がりが予想される。きのう与野党6党は「ガソリンの暫定税率廃止」を協議した。野党案は、ガソリン1リットルあたりの暫定税率と同額まで補助金を段階的に引き上げた後に廃止するというもの。協議後、自民党・宮沢税制調査会長は、野党案の採用は「十分考えられる」と述べた。次回の協議では財源の確保策が焦点になる見通し。
