EUとメルコスールは自由貿易協定を柱とするパートナーシップ協定に署名した。メルコスールは1995年に関税撤廃などを目的に発足した関税同盟で、現在はブラジルやアルゼンチンなど南米の6カ国が加盟している。今回の協定にはこのうち4カ国が署名している。協定はEUが主導し、25年以上交渉が行われていて、世界のGDPの約20%を占める巨大市場が誕生する。都市コンサルタント・日本工大大学院MOT教授・田中道昭は「EUの狙いは対米追随、中国依存ではない第3の経済圏を作りたい。南米の思惑としても対中国、対米国のカードを作りたい。対中国、対米が合意の大きな前提になっている。今回の自由貿易協定はマーケットの拡大以上にリスク分散の意味合いが大きいのではないか」などとコメントした。
