名所江戸百景 駒形堂吾嬬橋。隅田川の上空には1羽のほととぎす。手前の建物は卍が半分見えて、奥には吾嬬橋がある。そこから、建物が駒形堂だとわかる。化粧品店もあり、男性が遊女への化粧品を購入し、船で吉原へ向かう。お堂、赤いのぼり、船着き場は江戸っ子に吉原を連想させる仕掛け。ほととぎすは「君はいま 駒形あたり ほととぎす」の句とつながる。伝説の遊女・二代目 高尾の句。高尾の身請けの一幕を描いた玉の輿の絵では、高尾が悲しそうにしているようにも見ることもできる。
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