年間8000台もの救急車を受け入れる東京・新宿区にあるにある断らない病院「春山記念病院」に密着。日本一の歓楽街・歌舞伎町に隣接しているため、老若男女、様々な患者がやって来る。密着取材中も最大4台の救急車が病院前に列を作るほど。夜間にも関わらず患者で溢れかえり、“野戦病院”さながらの状況が続く。多くの人が家路を急ぐ午後7時ごろ、運ばれてきたのはマレーシア人男性。男性はこの日、観光バスで荷物を取り出す際に頭をぶつけ、出血が止まらないという。そのため、医療用ホッチキスで縫合して止血。男性は日本の保険に加入していないため全額負担になってしまったが、出血が止まり胸をなで下ろした。近年、増加するのが外国人患者だ。そのため、病院には医療用語も訳せる通訳を配置し、異国での不安な気持ちを取り除いている。
新宿という場所柄多いのが、お酒絡みのけが。20代女性の付き添いは、付き合って5年の彼氏。実はこの2人、酔いが回り大げんかに発展。彼女が殴りかかろうとしたところ体勢を崩して顔から転倒し、鼻を骨折してしまったという。一方、終電もなくなり人通りも少なくなった午前3時、病院に搬送されてきたのは男性3人組。偶然出会った2つのグループが意気投合し楽しく飲んでいると、1人が泥酔して仲間に暴力。馬乗りになって殴ったり背負い投げをされ、2人がけがを負ったという。すぐにCT、レントゲンを撮影。1人は骨などには影響はなく擦り傷だけで済んだが、もう一人は骨折。なんと暴力を振るった友人は格闘技経験者とのことで、「罪悪感を感じてほしい」、「お酒が抜けた状態でしっかりと話し合いたいっていうのが本音」と怒り心頭の様子。
穏やかな天気の午後3時。病院に運ばれてきたのは40代の母親と9歳の娘。母親の顔色は真っ青で、ぐったりとした苦しい様子がうかがえる。誕生日プレゼントを選びに行ったところ、母親が突然、娘の前で体調を崩して嘔吐したという。大好きな母親が突然倒れ、動揺を隠しきれない娘。CTを撮影して細かく診ていき、念のため点滴をして血液検査を行った。父親も急いで駆けつけた。医師の診断は、「肝臓の数値が悪く、脱水気味も影響した」とのこと。心配した娘もほっとした表情に。母親は今後は「お酒を控える」と娘と約束し、病院を後にした。年間8000台の救急車を受け入れる“断らない救急病院”では、今このときも職員が一丸となって患者を受け入れる準備を進めている。
新宿という場所柄多いのが、お酒絡みのけが。20代女性の付き添いは、付き合って5年の彼氏。実はこの2人、酔いが回り大げんかに発展。彼女が殴りかかろうとしたところ体勢を崩して顔から転倒し、鼻を骨折してしまったという。一方、終電もなくなり人通りも少なくなった午前3時、病院に搬送されてきたのは男性3人組。偶然出会った2つのグループが意気投合し楽しく飲んでいると、1人が泥酔して仲間に暴力。馬乗りになって殴ったり背負い投げをされ、2人がけがを負ったという。すぐにCT、レントゲンを撮影。1人は骨などには影響はなく擦り傷だけで済んだが、もう一人は骨折。なんと暴力を振るった友人は格闘技経験者とのことで、「罪悪感を感じてほしい」、「お酒が抜けた状態でしっかりと話し合いたいっていうのが本音」と怒り心頭の様子。
穏やかな天気の午後3時。病院に運ばれてきたのは40代の母親と9歳の娘。母親の顔色は真っ青で、ぐったりとした苦しい様子がうかがえる。誕生日プレゼントを選びに行ったところ、母親が突然、娘の前で体調を崩して嘔吐したという。大好きな母親が突然倒れ、動揺を隠しきれない娘。CTを撮影して細かく診ていき、念のため点滴をして血液検査を行った。父親も急いで駆けつけた。医師の診断は、「肝臓の数値が悪く、脱水気味も影響した」とのこと。心配した娘もほっとした表情に。母親は今後は「お酒を控える」と娘と約束し、病院を後にした。年間8000台の救急車を受け入れる“断らない救急病院”では、今このときも職員が一丸となって患者を受け入れる準備を進めている。