吉村洋文知事は万博を巡り、すべてのプロジェクトの準備は迅速かつ着実に進んでいると主張したものの、ポーランド側の万博担当者はパビリオンの着工業者をやっと見つけたと話す様子が見られる。161の国と地域が参加を予定していて、独自デザインでの建設となるタイプAでの出店を51カ国が希望しているが、うち11カ国では建設業者も決まっていない。インドのパビリオンはヒマラヤ山脈のような作りとなる予定だったが、それを代替のタイプXというものに切り替えるとしている。タイプXを使うと判明している国は4か国のみとなっていて、余ったものは休憩所などにすることで数十億円の負担が避けられない。さらに、万博協会はタイプAでの建設が間に合わない国に土地の明け渡しも求めるという。それだけでなく、3月には建設中の建物で爆発事故が発生していて、ゴミの焼却灰から埋め立てられた人工島である夢洲ではメタンガスも発生してしまっている事があるとみられる。これに対し万博協会側はメタンガスの排出装置が設置されるなどと説明している。