武蔵野市は子どもたちが抱える悩みの相談に直接応じるとともに専門家が行政に改善を働きかける新たな相談機関「子どもの権利擁護センター」を今月、市役所内に開設した。弁護士や心理師などの専門家が務める子どもの権利擁護委員のほか、相談員や調査員など5人のスタッフが人間関係での悩みや学校や家庭での困り事など子どもたちからの相談に幅広く応じる。また関係機関との間で問題が解決しない場合には専門家が第三者的な立場で市に制度の改善を働きかけることが特徴。相談は土日と木曜日を除く週4日で、来所のほか、電話や専用の相談フォームへのメール、手紙でも対応するとしている。市は今回初めて子ども向けを掲げた相談窓口を設置したことで悩みを話せる環境があることを知ってほしいとして気軽な利用を呼びかけている。