岡三証券・武部力也氏はきょうのマーケットの展開などについて「今週の外国為替市場では、第17代FRB議長候補に指名されたウォーシュ元FRB理事は利下げに慎重だとした感想がドル高につながり、他方高市首相が円安で外国為替資金特別会計の運用が今ほくほく状態だと発言したところが円安容認ととらえられ、ドル高円安が進んだ。次期FRBB議長の就任は6月、高市首相自身が円安容認を否定したところで一旦は収束した格好」などコメント。注目ポイントのレートチェックの賞味期限などについて武部氏は「1月23日に日米当局によるレートチェック観測で1ドル159円前半の水準から152円前半までのドル安円高が進んだ。これは片山財務大臣ら当局が急激な円安はきわめて遺憾、あらゆる手段を排除せずに対応すると強い牽制メッセージを出して来た中での延長線上にある。ところがその直後に高市首相が外為特会について円安で助かってるなど発言したことによって市場には政権トップは円安を容認しているのではないかとの受け止め方が広がった。今後も高市首相ら与党幹部から円安容認と受け止められるような発言が出るようだと片山財務大臣や通貨当局による円安牽制発言やレートチェック効果が剥落しかねない、効果の賞味期限が試される局面と考えている。そのために8日の衆院選前後も含めて通貨当局としては急激な円安は容認しないというスタンスを継続せざるを得ないだろうというのが結論になる」などコメント。こうした環境下で注視すべき経済指標について「財務省が発表する1月4日から30日の期間での対外・対内証券投資。日本から海外への証券投資のうち、株式投資の動きに注目している。(今後のドル円相場について)輸入インフレ上昇や積極財政の日本売りと野党から非難を受けかねないとするなら引き続き財務省通貨当局からの円安抑制の牽制は継続するものと考える」などコメント。
