都心から南に350キロ、太平洋に浮かぶ絶海の孤島・青ヶ島。珍しい二重カルデラ構造は、”死ぬまでに見たい絶景”に選ばれたこともある。島の北側部分だけに人が住み、157人の日本一小さな村がある。走る車は品川ナンバー、管轄は警視庁で”東京都”だという。佐々木村長が苦難の歴史を教えてくれた。1956年まで日本で唯一島民に選挙権が与えられなかった。交通や通信手段が確立されていないことなどが理由だった。そんな島の命運を左右するのが、4年に1度の「東京都議会議員選挙」。全体の投票率は5割に満たなかった中、青ヶ島は8割を超え全ての自治体で1位だった。
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