厚生労働省が発表した9月の毎月勤労統計調査によると、9月の実質賃金はマイナス幅が8月の2.8%から縮小したものの18カ月連続のマイナスとなっている。名目賃金に当たる現金給与総額は、2022年より1.2%増えた27万9,304円で、21カ月連続のプラスとなった。一方、実質賃金の算出に用いる9月の消費者物価指数は3.6%の上昇で、高い水準で推移する物価に賃金の伸びが追い付かず家計を圧迫する状況が長引いている。
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