きょう紹介するのは、小結・若隆景と関脇・若元春。2人は兄弟で、同時に三役に名を連ねるのは、史上3組目。2人の兄が若隆元で、父・祖父も力士で、祖父は小結まで昇進した。兄弟の四股名には、戦国時代の名将・毛利元就の3人の息子たちの名前にちなんでつけられた。「三本の矢」のエピソードにちなんで、3人で力を合わせてほしいという思いが込められている。3人は福島市出身で、2009年に、長男が荒汐部屋に入門。東日本大震災のあと、若隆景と若元春は、福島から荒汐部屋に避難し、1か月生活した。その後、2人も荒汐部屋に入門した。若元春は、プロレス観戦が趣味で、プロレス中継で解説も務める。身長1m87cm、体重150キロで、四つ相撲を得意とする。若隆景は、魚をさばくことが特技。身長1m82cm、体重136キロで、下からの攻めが武器。2022年には、福島県出身力士として50年ぶりの幕内優勝を果たした。あす、若元春は正代と、若隆景は熱海富士と対戦する。