日本ではマティーニといえばこのお店というくらい有名な「毛利バー」に訪れた。1987年世界のバーテンダーが集う舞台で毛利隆雄が味と技術部門で最高得点を出し、世界一の称号を手にした。その毛利隆雄が銀座に築いたのが「毛利バー」。ここで生まれたカクテルが「毛利マティーニ」といい、同じ業界のプロたちが認めた味だという。ジンとベルモットの入れる割合やステアと呼ばれる混ぜる技術も毛利が評価されている理由の一つ。マティーニのアルコール度数は約40度。せいやたちはモヒートやソルティドッグ、サンドウィッチを注文した。戦後日本経済が著しく成長する中文化人や経営者、芸術家たちが集まっていたのが銀座のバー。新しいアイデアや大きな商談もここで酌み交わす一杯のグラスから始まった。銀座のバーは今も昔も夜の社交場となっており、銀座ならではの夜の文化である。
