米国大統領選挙で、バイデン大統領の選挙戦からの撤退を求める与党民主党の議員が日に日に増えている。激戦が見込まれるミシガン州に入ったバイデン大統領。撤退を求める声が相次ぐ中、一挙手一投足が注目されている。前日に行った記者会見では、ハリス副大統領のことをトランプ前大統領と言い間違える場面も。米国では、2300万を超える人がテレビでその会見を見たとされ、言い間違えについても大きく報道された。選挙集会でバイデン大統領は、トランプ氏もかつてヘイリー元国連大使とペロシ元下院議長とを言い間違えたことがあると指摘した。また、声を張り上げる場面も目立った。一方、会場の外には横断幕を掲げて撤退を求める民主党支持者の姿があった。
米国大統領選挙。与党民主党でもバイデン大統領に撤退を求める議員が日に日に増えている。米国の有力紙によると、今月10日までに、上下両院の議員10人が求めていた。その後、記者会見があった11日には8人増え、12日には2人増えて、合わせて20人になっているという。大統領に直接伝えたとする報道も。民主党内で撤退の要求が広がる中、議会下院の民主党のトップ、ジェフリーズ院内総務は下院議員から聞き取りを行ったうえで、11日夜、バイデン大統領と面会したと明らかにした。ジェフリーズ氏は、議員たちから共有された今後の道筋についての幅広い意見や心のこもった見方、それぞれが出した結論をバイデン大統領に直接伝えたとしている。これに対して、大統領がどのように応じたのかは明らかにされていない。選挙資金を巡っても動きが、実業家のイーロン・マスク氏は、これまでどちらを応援するか、明確な姿勢を示していなかったが、トランプ氏を支援する団体に献金したと、米国メディア「ブルームバーグ」が報じた。かなりの額だとしている。バイデン大統領は週明けにテレビのインタビューに応じることになっている。