新型コロナ感染で自宅療養中の米国・バイデン大統領は21日、自身のSNSで「皆様の大統領を務められたことは私の人生最大の名誉だ」と記した上で、「再選を目指す意向ではあったが退任し、残りの任期は大統領としての職務を全うすることのみに専念することが、我が党と国にとって最善の利益であると信じている」として、選挙戦からの撤退を表明した。その上で、後任の大統領候補としてハリス副大統領を支持する考えを明らかにした。ただ、後任選びについて民主党内では、改めて候補者を選ぶ選挙を行うべきだとの声が広がっている。バイデン氏の撤退表明を受け、トランプ前大統領はCNNの取材に「ハリス副大統領の方がバイデン大統領より打ち負かしやすいだろう」と述べ、早くも対決姿勢をあらわにしている。