民主党・バイデン大統領は日本時間きょう未明、SNSで選挙戦からの撤退を表明した。「再選を目指す意向だったが、残りの任期は、大統領としての職務を全うすることにのみ専念することが、我が党と国にとって最善の利益であると確信する」と述べたうえで、決断の経緯について週内に説明するとしている。また、後継候補にハリス副大統領を指名したうえで、「今こそ団結してトランプを倒す時だ」と訴えた。ハリス副大統領は「この指名争いに勝つつもり。民主党と国家を団結させ、トランプを倒すために全力を尽くす」と声明を発表。共和党・トランプ前大統領はSNSで「バイデンは大統領に立候補する資格はなく、大統領職に就く資格もない。主治医やメディアなど周囲の人々はみな、彼が大統領になる能力がないと知っていて実際にそうだった」と批判。バイデン大統領は先月の討論会で精彩を欠き再燃した高齢不安を払拭できず、民主党内からの圧力に屈する形で撤退に追い込まれた。