11月の米国大統領選まで、あと100日を切った。事実上の民主党候補になったハリス副大統領は、副大統領候補に「激戦州が地盤の白人の男性」を起用するとの見方が出ている。29日、東部ペンシルベニア州で開かれたハリス陣営の選挙集会。ハリス氏本人は出席せず、民主党の副大統領候補として有力とみられている地元のシャピロ知事(51)が演説した。ペンシルベニア州は大統領選の行方を左右する「激戦州」の一つだが、シャピロ氏は2年前の選挙で共和党に圧勝した。米国メディアは、同じく激戦州のアリゾナ州選出で元宇宙飛行士のケリー上院議員も有力候補だと伝えている。ハリス氏が黒人や女性・若者からの支持で勢いを見せる中、副大統領候補には激戦州を地盤とする白人の男性を起用するという見方が強まっている。ハリス氏は8月7日までに結論を出す方針で、その選択は選挙戦の行方を左右することになる。