ウクライナ・ゼレンスキー大統領は27日、ロシアの軍事侵攻を終わらせるための計画があると明らかにし、今月上旬から始めた“ロシア西部のクルスク州への越境攻撃も計画の一部だ”としたうえで、ウクライナの安全保障を確立する戦略やロシアに外交的な圧力をかけることなどが盛り込まれているとしている。そして来月、米国を訪問し計画をバイデン大統領に提示するほか、大統領選挙に立候補している民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領にも伝えるとしている。そのうえで“ウクライナにとって公平な条件で戦争を終わらせたい”と強調している。さらにゼレンスキー大統領は“ウクライナで製造した弾道ミサイルの実験に初めて成功したほか、欧米から供与されたF16戦闘機の運用がすでに始まりロシア軍のミサイルなどを破壊した”と述べた。