民間のボランティアセンター「おらっちゃ七尾」。参加者は、学生団体、NPO、個人など様々。週末のこの日は、県内外から92人が参加。宿泊先が確保出来なかった人は、センター内に泊まることもできる。センターでは、住民の依頼とボランティアをマッチング。作業内容とスケジュールを管理。家財道具の運び出しや、住居を一軒ずつ訪ね困っていることがないかを聞いて回るローラー型訪問が計画された。ボランティアは班に分かれ現場に向かう。公費解体前の家財の片付けを担当。捨てていいか迷うものは家主に確認。家主は、公費解体の申請から1年近く経った今も解体の目処が立たないという。代表の今井さんは、地震直後から七尾で支援活動をしてきた。別の班が作業を行うのは龍門寺。地震で本堂も住居も全壊の判定を受けた。住職は「こうなってしまった以上、せめてすっきりした状態で終えたい」などと話した。公費解体の日がきまったことで、センターに片付けを依頼。午後4時、各地で作業してたボランティアが戻ってきた。おらっちゃ七尾が去年10月に発足して以来、ボランティア参加者はのべ5000人以上。しかし大きな課題もある。民間のため運営資金は財団などの助成金に頼らざるを得ず、今年度は1000万円以上不足する見込み。センターの受け入れ体制にも限界があり、ボランティアの人数は制限している。そうした中でも、住民一人ひとりとつながっていくボランティアがこの先も欠かせないという。
住所: 石川県七尾市石崎町ソ-21-1
URL: https://oratchananao.hp.peraichi.com/
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