3連休最終日のきのう、東京・お台場でさかなクンも審査員として、漁師自慢の郷土料理や未利用魚と呼ばれる市場に出回らない魚を前面に押し出した創作料理漁師メシのコンテストFish−1グランプリが行われた。投票券1品につき700円で来場者らの投票で決定する。2011年に肉類に追い抜かれた魚介類の消費量は年々減り続けている。10年目を迎えた今回のイベントでは注目された「フカカツWタルタル」具材は宮城県の気仙沼港で水揚げされたヨシキリザメでこれまではフカヒレとして利用するヒレ以外は捨てられていたが残された身を有効利用した。宮崎県のブースで提供されていた「あごだし宮崎魚うどん」は戦後の食糧難の時代に日南市の漁師が創作した郷土料理でトビウオのすり身を練り込んだグルテンフリー商品という。フカカツハンバーガーと魚うどんはそれぞれ特別賞を受賞、グランプリは「旨みたっぷりみやぎサーモンと牡蠣のバターピラフ」で素材の味を知り尽くした漁師らが考案した。