いま足などにむくみの症状を訴える人が増えている。秋はむくみが多いと言われている。厚生労働省の一昨年の調査で「足のむくみ、だるさがある」と訴える人が全国に約380万人いて、そのうち女性が約7割を占めている。都内でも患者が増えているという。サンメディカル鍼灸整骨院・庄子和希院長は「(夏に比べて)2〜3割くらいはむくみが気になる患者が増える」と語った。ZIP!調べ「むくみに悩む患者」は、クリニック、整骨院など16件中10件で増加。東京血管外科クリニック・榊原直樹医師によると、むくみとは水分をたくさん取り込むことで 血液の中野水分が漏れ出て脂肪部分に入り込み、その脂肪部分が膨らんでいる状態。放置すると炎症や皮膚が赤く腫れる恐れがある。榊原医師は「季節の変わり目は、自律神経の疲労状態から起こるむくみが出る」と語った。今むくみ多い理由の1つが寒暖差。寒暖差が7℃以上になると自律神経に疲労が起き、血管の収縮コントロールがしづらくなるため血流が悪くなりむくみにつながるという。理由2つ目は水分の取りすぎ。今の時期は汗をかきづらく、夏と同じペースで水分を取りすぎるとむくみにつながるという。むくみの解消法は、イスに腰掛けながらタオルを片方の足の指あたりに引っ掛け、膝を伸ばしたまま程よい力で10秒くらい引っ張る。反対も同じようにする。おしりから太もも、ふくらはぎ、足の裏、指まで伸ばすことで血流が良くなる。