沖縄県の本島北部では局地的に雨雲が発達し、1時間に159ミリの猛烈な雨が降ったほか、各地で100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表した。気象庁によると、湿った空気が流れ込んでいる影響で、沖縄県では大気の状態が非常に不安定になり、本島北部付近に発達した雨雲が次々と流れ込んでいる。気象庁は午前5時台から7時台にかけて記録的短時間大雨情報を相次いで発表。沖縄県の国頭村東部付近と西部付近、東村付近、それに大宜味村付近でも猛烈な雨が降ったとみられる。また午前6時までの1時間には、国頭村に内閣府が設置した雨量計で159ミリの猛烈な雨を観測。この大雨で沖縄県の国頭村と東村では全域に、大宜味村は一部の地域に避難指示が出されている。沖縄県と鹿児島県の奄美地方では今夜にかけて激しい雨が降るおそれがあり、特に沖縄県では局地的に雷を伴って猛烈な雨が降るおそれがある。沖縄、奄美ではきのう線状降水帯が発生し、鹿児島県の与論町に一時特別警報が出されるなど、記録的な大雨となって土砂災害や浸水などが相次ぎ、今も地盤が緩んでいる地域がある。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒を。