一度感染したらかからないと言われている水ぼうそうに2度かかるケースが増えている。その名も“ブレイクスルー水痘”。水ぼうそうはウイルス性の感染症で、大人は重症化する可能性もある。妊婦が感染した場合は胎児に障害を引き起こすリスクもある。すでに警報や注意報が発表されている地域もあり、この時期としてはかなり多い水準で推移している。ブレイクスルー水痘は予防接種を受けていたり、一度感染していても発症する恐れがある。感染力が変わらない一方で、予防接種により症状は軽くなる傾向にあり、気付かずに感染を広げてしまうことが懸念されている。東京歯科大学市川総合病院・寺嶋毅教授によると、2014年から水痘ワクチンの定期接種が始まり、コロナ禍で感染対策が徹底していたため水ぼうそう感染者が減り、水痘の流行がなかったことで免疫が再活性化されることがなく、いま増えているという。感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染。手洗い、うがいを徹底し、タオルの共有を避けることなどが有効。
