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「水素燃料電池船」 のテレビ露出情報

ものづくりの町・東大阪にある町工場「甲子化学工業」。創業から50年にわたりプラスチック製品の設計や製造を手掛けてきた。会社が目を付けたのは、北海道などで年間20万トンも廃棄されていたホタテの貝殻。その廃棄物を原料として新しいヘルメット「ホタメット」を作った。廃棄貝殻が入っているとわかるようなテクスチャなので、それを見て廃棄貝殻とは何だろうとその問題を調べてほしいという。このヘルメットは来年4月に開幕する大阪・関西万博でスタッフや警備員がなどが使用する予定。万博では、いくつもの企業がヘルメットのように会場で使用される製品を提供する。そのアドバイザーを務めている齋藤ディレクターは、ヘルメットかもしれないがその後ろには問題・課題意識があって素材に取り組んで技術の力で具現化するというところがあり、それも含めたデザインを体現しているのではなどと述べた。京都に本社を置くエースジャパンは、使われない枝や葉っぱを細かく砕き圧縮してベンチなどが作られる。万博会場内には2千脚が用意されるという。万博を起爆剤にして日本の技術が凄いと思ってもらえたらなと期待しているという。
いわばエコ技術の実験場となる大阪・関西万博。エネルギー分野でも新たな取組がある。ごみ焼却施設の敷地内で、生ゴミを利用して都市ガスを製造するバイオメタネーションの実証実験の施設が作られている。バイオメタネーションとは、水素と二酸化炭素から微生物の働きによって合成メタンを作る技術。合成メタンは万博の迎賓館で厨房機器向けのガスなどに使用予定。今年8月には設備を会場に移設する予定。万博後の展望は、従来の化石燃料の輸入だけに頼らずエネルギーの地産地消ができる技術だと思っているので、スケールアップの実証を取り組んでいきたいという。さらに水素を使ったエコ技術で、岩谷産業が日本で始めての水素燃料電池船の旅客船の開発プロジェクトを進めている。中之島ゲートからユニバーサルシティポートを経由して夢洲に到着する約40分の船旅となる予定。特別に造船中の船内を見学。1階客室は全周ガラス張りにしている。もう1つの特徴は、燃料のにおいがなく静かに航行を楽しむことができる。2階デッキでは、カーデザイナー出身の方にデザインをお願いしていて、船で曲線を多用するのは珍しいという。操舵室には、乗客に診てもらうために周りをガラス張りにしているという。船尾には水素タンクが設置される。会場近くには、すでに国内初の船舶用の水素ステーションも設置されている。関西万博は、水素の魅力を多くの人に知ってもらう機会だと意気込んでいる。

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