借金がいくらあるかを街の人に聞いた。東京・江戸川区にあるカドノ質店を取材。質店では、預けたものを担保にして3か月間お金を借りる「質預かり」ができる。コロナ禍以降、物価高も伴い利用する人が増えている。40代の男性は、担保として高級腕時計のロレックスを持ち込んだ。今後価値が上がりそうな時計を見つけたため、投資の一環として購入を決意。希望額の1000万円を借り入れることができた。そして、既に100万円以上のお金を借りているという50代、経営者の男性。預けているのはネックレスや時計など13点。母の形見の指輪も担保に111万円借りている。今、お金が必要な訳は従業員への給料の支払い。運送業に重くのしかかるガソリン代の高騰。男性は111万円の一括返済ができないため、質流れしないよう2万6820円の利息を払い、返済期限を延長しにきていた。