日本人の3人に1人は花粉症だといわれている。今年は暖冬でスギ花粉の飛び始めが早まり、今月下旬からピークとなる。北海道釧路市はスギ・ヒノキが生育しておらず花粉はゼロだといわれている。釧路市は“避粉地”としてアピールしている。避粉目的の滞在者に向けてコワーキングスペースの利用券を発行しているという。また東京でデジタル広告の展開も始めた。市内のホテルでも避粉目的の宿泊プランを販売している。都内の企業が、腸内細菌を検査して花粉症軽減に繋げるサービスを去年から始めた。利用者はインターネットで検査キットを購入し、容器に便を入れて送る。腸内細菌の量を調べ5つのタイプに分類する。納豆の分解が得意な腸内細菌が多い人には納豆を多く食べることを勧める。腸内細菌が食べ物を分解する時に出す物質が免疫に影響するため花粉症などのアレルギー症状を抑えることが期待できるという。開始から1年で400人が利用していて、花粉症の軽減を実感した人もいるという。国の研究機関では新たな薬の開発も進められている。原料となるのが花粉米。これを毎日摂取することで体が花粉に慣れ、症状が軽減するというもの。