誰もが避けられない“老い”を楽しく学べる場が広がっている。東京・お台場にある施設や日本科学未来館の「老いパーク」では科学の技術を通して“老い”を感じることができる。運動機能の老いでは足におもりを付け前かがみになることで再現、聴覚機能の老いでは「サトウ・カトウ・アトウ」を聴きわけサトウにだけ反応するが聴覚は年齢を重ねると高い周波数が聞こえなくなりカ行・サ行の一部子音が聞こえにくくなることを体感できるという。日本科学未来館科学コミュニケーター・小林さんは「老いが起こると見え方などがどう変わるか想像する、他者に対する想像力をもつことは老いに限らず他者と接する時に必要なマインド」などと話した。他にも館内には老眼を体験できるパンフレットや脳の老いを体感できる写真機ではネガティブな表情が読み取りにくくなることを写真で表現されているという。