微量な水銀を含む蛍光灯は、2027年末までに製造・輸出入が国際的に禁止されることが決まっている。東京・江東区にある電器店を取材すると、蛍光灯売り場にはその案内が出ていた。社長の沼澤さんは近くの住宅で台所の蛍光灯をLEDに切り替える作業を行った。店には切り替えの問い合わせが連日寄せられている。“既存の蛍光灯器具に取り付けられる”として販売されているLEDランプは、器具の劣化・型が違うなど点灯しないケースがあるという。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2015年~24年にかけて、不適切な交換による発火などの事故が12件発生している。点灯方式に合わないLEDに交換すると、電気系統の部品に負荷がかかるなど、発煙や発火のおそれがあるという。NITEは点灯方式に対応したLEDを選ぶ、工事必要・わからない場合は販売店などに相談、交換後も異常がないか確認するように注意を呼びかけている。