米価格の高騰を受け政府備蓄米を放出できるように議論する。政府備蓄米は20万トンごとに5年分、約100万トンが用意されている。災害時など、緊急の場合に放出される仕組み。現在、米の調達競争の過熱によってJAなどの集荷業者の在庫が不足していて今後も米価格の高止まりが続くという指摘がある。江藤農水大臣は、きのう米を健全に市場に流通させるために条件付きで備蓄米の放出を可能にする仕組みを、来週金曜日の食糧部会で議論すると明らかにした。放出する対象はJAなどの集荷業者に限り、放出分をあとで国が買い戻すことを条件にする。