道内有数のワインの産地である池田町で、大雪で遅れていたワイン用のブドウの苗木作りが始まった。池田町が運営する醸造施設では毎年春になると前の年の秋から保管していたブドウの木の枝を使って新たな苗木を作る作業を行っている。今年は2月の記録的な大雪で農業用ハウスが被害を受け修復に時間がかかったことから、例年より1か月あまり遅れておとといから苗木作りが始まった。日光がよく当たって成長しやすくするため芽が南側を向くように苗床の土に1本ずつ刺していった。作業は今週いっぱい続き、1万7000本あまりの苗木を作る予定。来年の春には道内外のワイナリーに販売するという。