参議院選挙の東京選挙区には全国最多となる32人の候補者が乱立している。7つの議席をめぐって熾烈な戦いが繰り広げられる注目の選挙区。現職1人を含む5人の候補の戦いを追った。抜群の知名度を誇るのは自民党の鈴木大地。鈴木はオリンピック競泳の金メダルを獲得。初代スポーツ庁長官も務めた。大激戦区とあって党の応援にも力が入る。きのうは今最も忙しい赤沢大臣がかけつけた。公明党は新人の川村雄大を擁立。東京選挙区ではこれまで長く党の代表を務めた山口那津男が立候補してきたが、政界引退を表明し、川村にバトンが渡った。外科医でもある川村はその経験から医療の改革を訴える。国民民主党の新人の奥村祥大は東京選挙区の候補者では最も若い31歳。若さを活かして挑んでいるのが103万円の壁を178万円まで引き上げるという党の政策にちなんで、選挙期間中に178回街頭演説を予定している。立憲民主党の塩村文夏は現職らしく実績をアピールする。今回の選挙では6年という任期を踏まえた長期的な物価高対策などを訴えている。塩村の武器はSNSでの発信力。演説のライブ配信などSNSを駆使して政策を訴えるのは日本維新の会の音喜多駿。重要視しているのは社会保険料の引き下げ。
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