食料品化配布会の利用者数は新型コロナの感染拡大時期に上昇を続け、去年過去最多の604人となり、現在もあまり減っていない。路上生活者は少数派で、家はあるけど炊き出しに並ばざるを得ない人が増えているという。並んでいた20代の女性は私立大学夜間部の4年生で1人暮らしで、仕送りとアルバイト代で生活しているが、食費と日用品に使えるのは月5万円ほどで常に余裕がないという。女性は高校生の時に両親が離婚し、精神的な不調が続き、卒業に7年を要したが、社会に役立ちたちと大学に進学した。女性は給付型奨学金制度で大学に入学できたが、厳しい経済状況が続いた。インターンの時にお金の格差が経験の格差だと感じたことが悔しく、妬ましく感じたという。