帝国データバンクは九州と沖縄に拠点を置く約2600社の企業に調査を行うと、960社あまりから回答があったという。これによると企業で賃上げを見込んでいる企業は62%だといい、2006年以降で最も高い数値となっている。ベースアップは58.2%で今年度見込みを4ポイントあまり上回っている。賃上げを見込む企業は大企業が56.1%、中小企業は63.3%となっていて、運輸・倉庫は69.6%、建設・建造は67.7%となっている。時間外労働の上限規制が始まる中で賃上げが見込まれる形という。物価高が長引く中で賃上げを中小企業にも波及させられるかが焦点となる。