今年で49回目、数々の名優・名作が選出されてきた「日本アカデミー賞 授賞式」が開催される。中でも注目が5作品から選ばれる最優秀作品賞の行方。日本の実写映画市史上歴代1位の大本命「国宝」に対抗する話題作の中からきょう紹介するのは妻夫木聡さんをはじめ広瀬すずさん・窪田正孝さん・永山瑛太さんら豪華俳優が出演し「国宝」を超える3時間11分の超大作「宝島」。主演の妻夫木さんは先月「ブルーリボン賞」で「主演男優賞」を受賞した。映画の舞台は戦後アメリカ統治下の沖縄。米軍基地から物資を奪い貧しい人たちに分け与える戦果アギヤーと呼ばれる若者たちを描いた物語。妻夫木さんが演じるのは若者たちのリーダー・オンを支える親友のグスク。しかしある日突然オンが失踪。グスクは手がかりを求め刑事となる。そこで目の当たりにしたのは度重なるアメリカ軍による事件とそれに全く手を出せないという現実。そして反発する住民たちによる過激な行動。当時の沖縄が抱えていた矛盾に直面する。戦争の影響で混乱に満ちた次代の若者たちの思いを演じきった妻夫木さんは「映画は社会の中ではちっぽけなものかもしれない。でも1%でも誰かの人生や世界で何かが変わるきっかけになれれば。僕は映画の奇跡を信じたい」などと話した。最優秀作品賞が発表されるのはあさって金曜日。
