登山シーズンを迎える富士山。きのう山梨県側の富士山5合目では7月1日の山開きまであと10日あまりだが、多くの外国人観光客がいた。その数メートル先に今週新たに設置されていたのが登山規制用のゲート。去年の映像ではゲートが設置される場所の周辺でも多くの人が。富士山の登山者を含む来訪者の数は増え続け、2019年には世界遺産に登録された2013年の2倍を超える506万人が訪れたという。混雑を防止するため、山梨県が今年から登山規制のため「吉田ルート」の5合目にゲートを設置。来月1日から9月10日の開山期間中、通過できる上限を1日4000人に規制し、1人2000円の通行料を徴収する。ゲートは上限を超えた場合と午後4時から翌日の午前3時のあいだ閉鎖。夜通しで山頂を目指す「弾丸登山」を防ぐための規制だという。周辺では24時間体制で多いときには7人の警備員が配置されるという。きのうは登山者の料金の徴収や人の動きなどの確認作業が行われていた。問題となっている「オーバーツーリズム」。富士山とコンビニエンスストアを同時にのぞめることから人気スポットとなった現場で迷惑行為を防ごうと設置された黒幕にはきのうも指で開けた穴からカメラのレンズをのぞかせ、写真を撮影する人の姿が見られた。
住所: 山梨県南都留郡富士河口湖町